演奏がうまくいかない原因は「姿勢」だけではありません
演奏家の方から、
- 本番になると力が入ってしまう
- 首や肩が痛くなる
- 練習しても思うように上達しない
- 疲れやすい
このようなお悩みをよく伺います。
しかし、その原因は姿勢やフォームだけではありません。
海外の演奏芸術医学の研究では、演奏家の身体やパフォーマンスには9つの因子が関係すると考えられています。
演奏家の9つの因子(RLPO Framework)
① 個人要因(Individual)
年齢、性別、体格、柔軟性、筋力など、一人ひとりが持つ身体的特徴です。
② 心理・社会的要因(Psychosocial)
本番のプレッシャーや不安、自信、人間関係など。
精神面は身体の緊張にも大きく影響します。
③ 環境要因(Environment)
演奏会場、練習環境、椅子の高さ、譜面台の位置、照明など。
身体への負担は環境によっても変化します。
④ 生活習慣(Lifestyle)
睡眠、栄養、ストレス、休養。
日常生活が身体の回復力を左右します。
⑤ 身体活動(Physical Activity)
運動不足だけでなく、適切なトレーニングやストレッチも含まれます。
演奏以外の身体づくりも重要です。
⑥ ケガ・痛みの管理(Injury Management)
痛みを我慢して演奏することは、症状を悪化させる可能性があります。
早めの対応が大切です。
⑦ 演奏負荷(Workload)
練習時間だけでなく、
- 練習量
- 本番回数
- レッスン量
なども身体への負担になります。
⑧ 演奏技術・バイオメカニクス(Biomechanics)
姿勢やフォームだけではなく、
身体の使い方や力の伝え方も含まれます。
⑨ 演奏歴・キャリア(Career)
学生、講師、プロ演奏家など、
立場やキャリアによって必要な身体のサポートは変わります。
Volontéでは9つの因子すべてを評価しています
多くの治療院では痛い場所だけを診ます。
しかし演奏家の場合、
身体だけではなく
- 心理
- 練習環境
- 生活習慣
- 演奏スタイル
まで含めて考える必要があります。
Volontéでは、この9つの視点から身体を評価し、一人ひとりに合ったコンディショニングをご提案しています。
まとめ
演奏家の身体は、ひとつの原因だけで変化するものではありません。
だからこそ、多角的に身体を理解することで、
長く、豊かな演奏人生
につながっていくと私は考えています。
